天津商業大学

天津市中心部から地下鉄で20分ほどの北郊外に位置する。

夏休みなどを利用した短期留学生は多いが、半年以上の長期語言生は現時点では10人前後しかいない。にもかかわらず2クラスを設定しているので、1クラス平均人数は約5人と本当の少人数教育になっている。大人数クラスに比べれば発言の機会も増えるし、教員も一人一人をしっかり把握することができる。初学者には良い環境だろう。

まだ人数が少ないので、留学生事務所も学生の要望にはきめ細かい対応をしている。希望者への互習相手の紹介も行っている。

「商業大学」なので当然のことながら商務漢語のカリキュラムも持っているのだが、希望者がいないため現時点では開講していない。天津は商務漢語を教えている大学が極めて少ないので常設されることを期待したい。

2007年にキャンパスの拡張に合わせて、留学生事務所、宿舎などすべてが新しい建物に移動した。まだ学生が少ないため、希望を出せば2人部屋を1人で占有できる確率が高い。

日本語学科があるので互相相手の確保に困ることもないだろう。

2015年から留学生寮が中国人学生が主に学ぶ地区の建物に移動した。2人部屋は若干狭苦しいが1人部屋は非常に広く快適。1人部屋、2人部屋ともに中国の大学寮には珍しくバスタブがある。