河南師範大学

河南省の省都、鄭州市から北へバスで2時間ほどの新郷市にある師範系大学。

師範大学なので「対外漢語専業」という外国人に中国語を教える教員を養成する学科がある。この学科の中国人学生を輔導（家庭教師）として手配しており、毎週1時間は大学が費用を負担している。

日本からの留学生は少なく、2006年秋学期は1人だけ。1クラス10人以下の少人数クラスを実現させていることも合わせ、語学学習には恵まれた環境といえるだろう。

河南省は古代の王朝が都を置いた都市が多い。この大学では毎学期に2回、洛陽、開封などへの日帰り旅行を無料で企画している。

1年間の学費が10,000元というのも非常に安い。

2007年春学期は18人の留学生に対して4クラスを開設、1クラス平均人数は4.5人という少人数クラスを実現させている。特に最上位のAクラスはたった一人の学生だけのために開設しており、大学側の誠意ある対応振りが伺われる。

2008年春学期は留学生が増えたため、1クラス平均が16.7人と増えた。都市部の有名大学と比較すると、それでも少ない方ではあるが、今後、もとの10人以下の環境に戻ることを期待したい。