西北師範大学

蘭州市中心部から小一時間はなれた静かな郊外にある師範系大学。

郊外というと新しく開発された文教地区の何もないところをイメージしがちだが、ここはそういった場所ではない。買い物などをする場所は近所のほか、バスで20分ほどの場所に商業集積地がある。大学の回りは木々に囲まれ静かな落ち着いた環境。

留学生寮は80年代に建てられ建物で、設備も劣り老朽化が進んでいる。その割りに部屋代は1人で1部屋占有した場合、1日60元、1ヶ月では2,000元近くかかる。これに対して学外に部屋を借りると1DK前後の物件を月額500～1,000元程度で借りることができる。このため大半の学生は最初1ヶ月程度寮に入り、その間に部屋を探して引越すとのこと。大学側スタッフもそうすることを勧めている。

中国の内陸部というと訛りがひどいという先入観があるのだが、蘭州は意外にも訛りが少なく、よほどのお年寄りでない限り、聞き取りにくいということはなかった。もとからの地元民よりも外来者が圧倒的に多いため、標準語がベースになっているとのこと。

互相学習の相手が見つからない場合は大学側が紹介してくれる。日本語学科があるほか、2007年秋学期からは外国人向け中国語教師を育てる対外漢語専業コースが設置される予定。