蘭州交通大学

蘭州市の西郊にある総合大学。2003年から本格的に長期留学生の受入れをスタートした。日本での知名度がなく、交換留学制度を持つ大学もないため、今まで日本人留学生が在籍したことはない。

中央アジア、アフリカ諸国の留学生が多い。彼らの多くは本科で専門課程を学ぶ前提で来ている公費留学生である。遊び半分で来ているわけではないので、寮で毎晩酒盛りということはないだろう。

日本語学科はないが、第2外国語で日本語を学ぶ学生は多く、さらにこの大学には教職員を含めて日本人が1人もいない。互相相手を見つけるのに極端に困ることはないだろう。

寮が非常に安い。特に外国専家楼はキッチンや家電品なども揃った2DKで、1人で使っても月に1,000元と格安。社会人で留学するならば、この2DKで落ち着いて勉強できる環境を確保するのがよいだろう。

大学の道を挟んだ向かいに大型スーパーがあるほか、食事をできる場所も非常に多い。蘭州市中心部へもバスで40分ほど。生活面では非常に便利な環境にある。

西域というと方言を心配する人が多いかもしれないが、特に訛ってるという印象は受けない。留学生部のスタッフはきれいな標準語を話すし、学内を歩く学生もまた然り。この面で過剰に心配する必要はないだろう。