上海工程技術大学

上海市西部の日本人街である古北地区にある。場所柄から駐在員家庭の主婦が大半である。

学生の要望にあわせて週3日の会話主体コースを設けているほか、実力に合わせて非常に細かくクラス分けを行っている。さらに、原則として1クラスは10人以内としている。上海でここまで良心的な対応をしている大学は他にはない。

大学本体は郊外の新校区に移っており、キャンパスにいる中国人学生はほぼゼロである。

日本人比率が非常に高いこと、中国人学生との交流が難しいことなどから、語学習得を主目的とする普通の留学希望者にとっては特に大きなメリットがあるわけではない。

しかし逆に、日本人街に立地しており、日本食材を主に扱うスーパー、日本料理店や日本語が通じる店などがあちこちにあり、日本とさほど変わらない生活ができる他、クラス分けも細かく、学外に部屋を探す手伝いをしてくれるなどサポート体制も厚い。

このため、例えば駐在員家庭の主婦で、空いた時間で少し中国語をかじってみたいというだけで、そこまで気合を入れて勉強するわけではないという場合や、定年退職者で中国で暮してみたいが、そうは言いながら日本と変わらない生活をしてみたいという場合には、非常に満足度の高い選択肢となるのではないか。