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海南省は海南島とその付属島嶼からなる中国最南端の省です。瓊州海峡を挟んで北に広東省があり、海を介して東はフィリピン、西はベトナムです。人口は867万人、面積は34,000平方キロメートルでともに中国全土で下から3番目です。
もともとは広東省の一部でしたが、1988年に広東省から分離されて海南省となりました。分離と同時に経済特区に指定されたことで中国本土からの移住が相次ぎ漢族の比率が高まりましたが、今でも先住民の黎族など少数民族が人口の2割近くを占めます。
海南省は南シナ海に位置し全土が温暖であるため、ココナツやバナナ、スイカなどの生産が盛んです。また、南部の三亜市は熱帯気候でありビーチリゾートとして開発が進んでおり、中国全土をはじめロシアなどからも観光客が訪れています。
留学できる大学は少なく省都の海口市に集中しています。日本人は多くはありませんが、温暖な気候を求めるシルバー層の留学先としても人気があります。