重慶三峡学院

万州区は重慶市中心部から高速鉄道で2時間足らずの重慶市北部の中心都市であり、中心人口は100万人を超える。古くから長江の水運で栄え、山の中とは思えない大きな町である。北京、上海などとは空路で結ばれている。

重慶三峡学院は元は1956年に創設された中学校教員養成を目的とした師範専科学校であった。1994年に本科大学となり、学生数は1万数千人である。

留学生の受け入れは2005年から開始した。しかし、新校区の建設、移転作業に伴い、2014年から留学生の募集を停止していた。2018年秋学期から募集を再開し、学生の募集など以前よりも体制を強化している。

中国語を学んだ上で専門課程に進学を予定している留学生が多く、短期で中国語力を引き上げる必要がある。このことから、授業は週30コマの強化班タイプとなっている。

にも関わらず、授業料は1学期7,000元である。一般的な地方の大学では週20コマの通常クラスで1学期7,000元前後が相場である。北京、上海の大学の強化班では1学期15,000元程度かかる。この大学の30コマ7,000元はまさにバーゲンプライスである。

日本人は過去に数人だけ在籍したことがあるが、1学期に複数の日本人が在籍したことはない。外国語学部に日本語学科があり、1学年100人前後の学生がいる。会話練習の相手の確保に困ることはないだろう。