西南交通大学

120年以上の歴史を持つ理工系を主とした総合大学。以前は留学生部門は成都市のキャンパスにあったが、中国語を学ぶ語言生と本科生の一部が、2017年に峨眉山校区に移転してきた。

峨眉山校区は西南交通大学が四川省に創設された時に作られたキャンパスであり、元の場所に戻ってきた形である。留学生の他に6千人の中国人学生が在籍している。

その名の通り、中国有数の景勝地である峨眉山のまさに麓にある。構内は緑に包まれ、旧キャンパスらしい落ち着いた佇まいを見せる。緑に囲まれて静かに勉強に打ち込める環境である。

レベル分けが1つしかなく、1クラス人数も多いが、移転直後という事情もある。今後、規模を拡大するのに合わせて改善が進むことを期待したい。

寮は2つの個室にキッチン、リビング、バストイレが付いた2DKタイプであり、各個室を1人で使って寮費は月額650元と格安である。建物がまだ新しく、キッチンもあるので自炊派には便利。リビングにソファがありベランダも付いており、住環境は非常に良い。

日本人はほとんどおらず、日本語とは隔離された留学生活を送れる。中国人学生との交流活動を留学生部が積極的に開催している。中国人学生の友人を作るのも容易であろう。