分かりやすく大雑把に説明すると、パスポート…日本人であることの身分証明書、ビザ…中国に入る許可書、です。
中国で留学する期間によってビザの種類は異なります。
1.30日以内の滞在の場合…旅行ビザ(Lビザ)
2.90日以内の滞在の場合…訪問ビザ(90日Fビザ)
3.180日以内の滞在の場合…訪問ビザ(180日Fビザ)
4.181日以上の滞在の場合…留学ビザ(Xビザ)
(15日以内の滞在についてはビザは必要ありません。)
中国に留学中に一時帰国できるかは、ビザの種類によって変わります。
1.Lビザの場合…帰国できません。(帰国するとビザが無効になります)
2.Fビザの場合…帰国できません。(帰国するとビザが無効になります)
3.Xビザの場合…留学ビザは臨時居留許可の取得が義務付けられています。臨時居留許可を取得すると何度でも途中帰国+再入国できます。
注意:ビザの「有効期限」とは、「その期限までに中国に入国できる」という意味です。「その期限まで中国に滞在できる」という意味ではありません。
例えば、左のビザの場合、取得が2005年05月30日で、有効期限は3ヵ月後の08月30日までです。これは08月30日までに中国に入国できるという意味です。
ですから、「Xビザなのに3ヶ月しか中国に滞在できない」という意味ではありません。
また、Xビザの有効期限は取得から3ヶ月ですので、あまり早く取りすぎると、期限切れになります。例えば、04月20日にXビザを取得すると、07月20日までに中国に入らなければ、そのビザは無効になります。08月30日に中国に入る予定の人は、05月30日以降にビザを取る必要があります。
ビザの種類によって異なります。
1.Lビザに必要なもの…1)パスポート、2)ビザ申請表、3)証明写真1枚、※留学目的でLビザを取得する場合、戸籍謄本は不要
2.Fビザに必要なもの…1)パスポート、2)ビザ申請表、3)証明写真1枚、)入学許可書(録取通知書)の原本、コピー各1通、5)JW202表または201表の原本、コピー各1通
3.Xビザに必要なもの…2の1)~5)すべて、6)健康診断書(外国人体格検査記録)、7)血液検査、心電図その他病院でもらった資料すべて、6)、7)ともに原本、コピー各1通
各書類の注意点は下記の通りです。
1.中国のLビザは個人では取得できません。旅行会社またはビザ取得代行業者に依頼します。
2.F・Xビザは中国大使館および領事館で個人でも取得できます。住んでいる場所によって担当する大使館、領事館が違います。中国大使館のホームページで確認してください。
3.忙しくて時間が取れない方、遠方に住んでいる方には、代行業者に依頼することをお薦めします。ビザの発行には数日かかりますので、その間は近くで宿泊、または大使館まで2往復することになります。手数料を払って代行業者に頼んだ方が逆に安くつく場合があります。