次のものは絶対に忘れてはいけません。
空港に着いたら最初に両替をしましょう。当面の生活費以外に、寮の保証金(敷金)、授業料の支払いが人民元に限定されている大学に留学する場合は、このときに授業料分も一緒に両替することをお薦めします。
というのも、中国の銀行は普段でも行列ができて長時間待たされることが多く、新入学の時期、大学近辺の銀行は両替をする学生が集中してより一層待たされることになるからです。
寮費を1学期分一括で払わなければならない大学の場合はその分もまとめて両替しておいて方が便利です。
両替をした際にもらった両替証明書は大切に保管してください。
人民元は自由に日本円に両替することができません。両替できる金額は「6ヶ月以内の両替証明書に書かれている金額の50%以内」だけです。
例えば、半年留学の人が8月20日に入国し、日本円16万円を1万元に両替した場合、2月19日までならば5,000元まで日本円に両替することができます。この際に両替証明書が必要です。
また、1年留学の人が同様に8月20日に16万円を1万元に両替し、その後、翌年4月10日に8万円を5,000元に両替したとします。この人が7月30日に帰国する際には、8月20日にもらった両替証明書は6ヶ月以上経っているため無効となり、4月10日に両替した5,000元の50%、つまり2,500元だけ日本円に両替できることになります。