vol.055 大学の知名度は重要か？

留学先の大学を知名度で選ぶ人がいます。

これ、やめたほうが良いです。



誤解して欲しくないのですが、
有名大学が悪い、というわけではありません。

「有名＝語学留学に良い」

と単純には判断できないからです。



例えば、東京大学医学部。
誰もが認める日本の最高峰です。
当然、最高水準の教授陣が集まる。



なぜか？



これは簡単な話でして、
入試で選別された最高水準の学生が集まる。

それを教育するために、
最高水準の教員が集まるだけの話です。




これに対して中国への語学留学。




★入学試験はありません。




中国最高峰の北京大学、清華大学。

語学留学であれば、
学費さえ払えば誰でも入れます。

明日からあなたも北京大学生です。笑



入試なしで誰でも入れる。
有名大学の語学留学生だからといって、
別に優秀な学生が集まっているわけではありません。

ならば、
無理に優秀な教員を集める必要性はない。


誤解のないように言っておきますが、
別に北大や清華の教員のレベルが低い、
そう言っているわけではありません。汗

知名度が高いから教員が優秀。
そんな単純な話ではないということです。



そもそも、留学生が学ぶ部門、
これは大学本体とは別組織です。

例えて言うならば、
東大キャンパス内にＮＯＶＡがある。
そう考えてもらった方が実情に合っています。



語学というのは実用ツールです。
文法内容を暗記すればそれでＯＫではない。
聞けて話せてはじめて意味が出てくる。


ですから、語学留学でもっとも重要なのは、
聞き話す機会がどれだけ多いか。

具体的には、
1クラス人数の少なさや、
互相相手の確保のしやすさなどです。



この点では、有名大学は知名度が高いがゆえに、
各国から留学生が大量に集まり、
その結果、1クラス人数が多くなりがちです。



有名大学＝授業が良い、とは限りません。
無名大学＝授業が悪い、わけでもないです。


ならば、知名度といったうわべに惑わされず、
1クラス人数など、語学習得に直結する条件、
そちらを重視して大学を選ぶべきです。



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【今週のまとめ】
1) 有名大学＝良い、とは限らない
2) 知名度の高い大学は1クラス人数が多め
3) うわべではなく内容で大学を選ぶべき
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