vol.062 1人部屋と2人部屋

今回は留学生寮についての話です。


寮の部屋は大きく分けて、
1人部屋と2人部屋の2タイプです。

さてさて、どちらが良いのでしょう？



コスト面で考えると、
もちろん2人部屋がお得です。


1人部屋の寮費は1日当たり、

●地方大学で40～60元
●大都市圏で80～100元

が相場です。


これに対して2人部屋は、

●1人部屋の半額

が一般的です。



寮費が半分で済みますからね。
これは大きいです。



では住環境はどうなのか。
これがなかなか微妙なんです。



みなさん、
寮の2人部屋ってどんなのだと思いますか？



イメージとしては

●寮の2人部屋＝ホテルのダブルルーム

と考えてみてください。



8～10畳くらいの部屋に
ベッドと机が2つずつ。
バストイレは共用です。



バストイレ共用はまぁ、良いですよ。
問題は、狭い空間に2人ってとこなんです。



まずプライベートは一切ありません。
これ、特に社会人にとってはストレスになります。



そしてそれ以上に大きな問題。
それは、

●勉強への影響

です。



留学中の勉強って、授業だけで終わるわけではない。
毎日の予習、復習もありますし、
コツコツ単語量を増やす必要もある。
HSKの準備だってしなきゃいけない。


でですよ、
さぁ、勉強するぞ！と思ったら、
ルームメイトがテレビを見だした、とか。


テキストの音読をしようと思って、
ふとルームメイトを見ると、
真剣な顔で勉強している。
とてもじゃないが音読できませんよね。


ルームメイトが外に出てる。
よし、今こそ集中して勉強だ！
で、乗りに乗ってきたところに、
ルームメイトが戻ってきた。
しかも、同じ国のお友達を連れて。

そこから延々と続く2人のおしゃべり。
とほほ…




確かにコストは大きな問題です。

ですが、特に社会人にとって、
留学とは自己投資です。
語学習得というリターンが得られなければ、
留学コストという投資はすべてムダになります。

であるならば、
留学の成果を大きく左右する住環境については、
コストを惜しむべきではありません。

寮費が倍になっても、
絶対に1人部屋を選択すべきです。



地方大学に目を向ければ、
1人部屋が安い大学もあります。

また、
2つの個室でバストイレを共用する、
ルームシェアタイプの寮もあります。



住環境の妥協は禁物です。




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【今週のまとめ】
1) 寮は絶対に1人部屋
2) 2人部屋は学習環境として最悪
3) 成果を得たいなら1人部屋にすべし
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