中国留学情報

vol.063 日本語学科の有無

前回は留学生寮について考えました。
1人部屋と2人部屋では、
留学の成果に大きな違いが出る。

今回も成果に大きく影響する条件です。



●日本語学科の有無



中国語を使えるツールにするためには、
文法知識を詰め込むだけでは全然ダメ。
会話練習を繰り返すしかない。

2週間ほど前にこんな話をしたと思います。


では、誰と会話練習をすれば良いのか?
まさか魚屋のおっちゃんとするわけにも。笑



「互相学習」

聞いたことありますよね。


日本語を学ぶ中国人と、
互いの母語を教えあったり、
会話練習をしたりする。

私も留学時代はやっていました。



どれくらい話せるかは、
会話練習の量に比例します。
ですので、
互相学習は平日は毎日すべきです。

そうなると、互相相手1人では厳しいですよね。
最低でも3人、できれば10人くらい欲しい。


そういう面で便利なのが、
日本語学科がある大学です。



じゃぁ、どんな大学にあるのか?

実は、中国の大学の約半数にあります。




日本では外国語を学ぶというと外大ですよね。
ですが、中国では大半の総合大学に、
外国語学部があります。


で、中国では名前が水産大学でも理工大学でも、
ほとんどの大学が実態は総合大学です。

つまり、
水産大学でも理工大学でも
外国語学部があります。


そして、外国語学部の約半数が、
日本語学科を持っているんです。




ならば、2分の1の確率で日本語学科がある。
じゃぁ、簡単じゃん♪



ところが、
2つ落とし穴があります。




まず1つ。



●同じキャンパスにあるか?



中国の大学はここ数年、学生が急増しまして、
多くの大学が郊外に新キャンパスを作りました。

で、
留学生は便利な市中心の旧キャンパス。
中国人学生は郊外の新キャンパス。

こんな感じに分けちゃった大学がけっこうあるんです。


大学に日本語学科は確かにあるけど、
自分とは別のキャンパスにいる。
これじゃ意味ないですよね。


大連外大とか上海外大などは、
外国語大学であるにもかかわらず、
留学生と日本語学科のキャンパスが別で、
2時間近く離れています。

このあたり、
要チェックです。




もう1つ。



●日本人は多すぎないか?



とにかくあちこちの大学に日本語学科があるので、
各大学の日本語学科の学生はさほど多くありません。
平均で1学年30~60人くらいです。

しかもしかも、
4年生はインターンであまり大学にいません。

中国の学生は本当に良く勉強しますので、
3年生にもなると日本語ペラペラです。
互相相手としては今ひとつ。


となると、
互相相手候補ってそこまで豊富なわけではない。


そんなところに
日本人留学生が何十人もいたら…
結果は見えてますよね。



ということで、
日本人が多すぎないかについても、
しっかりチェックが必要なんです。




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【今週のまとめ】
1) 日本語学科があると互相学習をしやすい
2) キャンパスが分かれてないかは要チェック
3) 日本人が多すぎると競争率アップ
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