中国留学情報

vol.076 大学選びの重要性

2週間のお休みをいただきまして、
「大学選びの秘訣」も新たなスタートです。
今週から1月まで14回に分けて、
大学の選び方をテーマに語っていきます。

第1回目は、
「なぜ大学を選ぶの?」
という話です。



例えばランチに行く時。
そこまで極端にはこだわりませんよね。

いつも行くお店が決まってるとか、
社員食堂があるとか、
コンビニでお弁当を買ってくるとか。



ですが、
気になる女の子を初めて食事に誘うとか。
今はやりの女子会を開くとか。
そうなると違ってきますよね。

ぐるなびで必死になって探したり、
フレンチとイタリアンで悩んでみたり、
ついには下見に行ってみたり。笑



デートや女子会ですらそこまで手をかける。

対して留学。
会社を辞めて、
1年という時間を費やして、
ザックリ100万円というコストをかける。

デートや女子会以上に手間をかけて当然なんです。



では、
何のために大学を選ぶのか?
大学を選ぶことでどんなメリットがあるのか?
つまり、なんで大学を選ばなきゃならないのか?


大きく3つあります。


★留学する大学によって、得られる成果が変わる

★留学に求めるものは人によって違う

★同じ大学でも人によって向き不向きがある


一つずつ詳しく見ていきましょう。




★留学する大学によって、得られる成果が変わる


例えば、学費など他の条件が同じだとして、
次の2つの大学、
あなたはどちらを選びますか?


A大学…学生の7割が日本人で、1クラス25人
B大学…日本人は1割足らずで、1クラス5人


言うまでもないですよね。


A大学では授業中に日本語が飛びかいます。
しかも1クラス25人。
発言機会は減りますし、
分からないところを質問しにくい。

それに対してB大学。
日本語を使う機会なんてほとんどないですし、
授業中はジャンジャン発言できて、
分からないところをドンドン質問できます。

中国語習得という成果を得られるのは、
圧倒的にB大学です。


どこに留学するかで得られる成果が違ってくる。
留学先をしっかり選ぶことで、
より成果を得やすくなる。

だから、
留学する大学は必死になって選ぶべきなんです。




★留学に求めるものは人によって違う


「中国留学に求めるもの=中国語習得」

うん。
それは確かにそうでしょう。
一般論としては正しいです。

けどね、
実はそこまで単純じゃないんです。



例えば大学生が留学する場合。

確かに中国語習得が大きな目的でしょう。
でも同時に、
他の国の人と国際交流をしたいとか、
せっかくだから中国国内を旅行したいとか。

そういった+αの要素も強く出てきます。


そうなると大学を選ぶ際も、
●留学生の国籍がバラエティ
とか、
●国内旅行の交通の便が良い
とか。

+αの条件も出てきますよね。



これに対して社会人が留学する場合。

社会人の留学にとって、
中国語習得は大きな目的です。

ですが、実は、
最大の目的ではありません。


社会人留学の究極の目的。
それは「再就職」です。


であるならば、
●HSKなど資格を取りやすい
●再就職先を探しやすい
といった条件も出てきます。


さらに、
「起業」という形での再就職を考えているならば、
●人脈を作りやすい
なんて条件も出てきます。



ね。
大学生と社会人という違いだけで、
大学に求める条件がまったく違ってくるでしょ。



さらにさらに、
定年退職したご夫婦が留学される場合。


はっきり言って、
HSKなんてどーでも良いですよね。

海外生活すること自体が目的であり、
中国語の習得なんて重要じゃないかもしれない。
いろんな国の若い人と一緒に机を並べ、
学生気分を味わいつつ、異国で暮らす。
そのこと自体に価値がある。


となると、大学に求める条件も、
●気候の良いところ
●自炊ができる2DKタイプの寮
●日本人ドクターのいる病院のある都市

こんな条件が出てくるわけですよ。



留学する人によって、
留学に求めるものは違います。

求めるものが違う以上、
大学に求める条件も違ってきます。


にもかかわらず、

「中国留学するなら、
なんといっても北京語言大学ですよ~♪」

誰に対しても、
語言と復旦と北京師範をお勧めする。

ありえないです。


極論すれば、
お客様が100人いらっしゃるなら、
100通りのお勧めの大学があるんです。

それをお客様に適切にご提案する。
提案するためにはベースとなる情報量が必要です。
なので、情報収集に最大の力を注ぐ。
それがプロの留学カウンセラーです。
(と、私は思ってます。)




★同じ大学でも人によって向き不向きがある


例えば、
「日本人がいると、どうしてもつるんじゃう。
どうしてもピシッと断りきれない。
気がつくと、いつもみんなでクラブに行ってる。
そんなふうな留学になるのが心配。」


子供じゃないんだからシッカリしろよ~
と思いつつ。
まぁ、確かに断りきれない人もいるでしょうから。
そういう方には日本人ゼロの大学をお勧めします。


けど、
「ゼロはキツイよなぁ。
普段は一線を引いて適度な距離を保つけど、
たまには日本人同士で飲みに行きたいし。」

と、おっしゃる方も実際にいらっしゃいます。
日本人ゼロという大学が、
ある人にとってはベストチョイスであっても、
あらゆる人に対してベストとは限りません。



「生活面が便利で、
日本と同じような生活をしたい。」

迷う余地一切なしで上海の大学です。

でも、
「都会は苦手。
小さな静かな町で勉強したい。」

そんな人にとって、
上海は悪夢の街です。笑




もう一度3つのポイントを見てみましょう。



★留学する大学によって、得られる成果が変わる

★留学に求めるものは人によって違う

★同じ大学でも人によって向き不向きがある



やっぱり大切なんです。
大学選びって。

どの大学を選ぶかで、
留学で得られる成果の半分は決まる。
そう言っても言いすぎじゃないと私は思っています。




もうしばらくすると、
留学仲介業者のホームページに、

「春学期お申込み受付中!」
「早めにお申込みを!」

というコピーが並び始めます。



はっきり言いますが、
無視してください。




確かに、大都市部の一部の大規模校では、
早めに申込まないと寮が満室になります。

ですが、そんな大学は全体の数%です。
中国全土で十数校だと思います。


それ以外の大学は、
12月でも間に合います。
11月中に申込めば余裕で間に合います。



留学の成果を決めるのは、
一にも二にも大学選びです。

会社を辞めて、
半年、1年という時間をつぶし、
年間100万円という大金を費やすんです。


何が何でも成果を得て、
新たな人生をスタートさせるために、
ジックリたっぷり時間をかけて、
納得いくまでベストの大学を選ぶべきです。



どこに留学するかで得られる成果は変わります。
全力で大学を選んでください。



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【今週のまとめ】
1) どの大学に留学するかで得られる成果は変わる
2) 人によってベストの大学は異なる
3) 大学選びに十分な時間をかけるべし!
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