vol.088 レベル分け

大学にはいろんなレベルの学生がやってきます。
どんなふうにレベル分けがされるのでしょうか？
一般的にはこんな感じです。


●零起点

文字通りゼロスタートのクラスです。
ピンインの読み方から始めます。


●初級

ピンインや四声が終わったレベルから、
基礎的な文法内容まで。
ザックリ言って、中検4～3級くらいです。


●中級

ここから本格的な文法項目が出てきます。
中検で3～2級くらいです。


●高級

ある程度ペラペラで、
さらにスーパーペラペラを目指すレベルです。



レベル分けが多ければ多いほど、
自分にピッタリフィットのクラスを選べます。
3段階の大学より、5段階のほうが良いわけです。



が、しかし、
大きな問題があります。


レベル数の多い大学。
なぜレベル数が多いかというと、
留学生の絶対数が多いからです。

ってことは、
1クラス人数も多くなりがちです。


逆に、1クラス人数が少ない大学。
留学生の絶対数が少ないがゆえに、
1クラス人数も少ない。

ゆえに、
レベル数は少なくなりがちなんです。


1クラス人数が5人以下で、
レベル分けは10段階！

なーんて理想は無理。


どこかで妥協せざるを得ない。
そう考えてください。



レベル分けについてもう一つ。


我々日本人が中国に留学する場合、
零起点クラスだけは絶対に避けるべきです。

ピンインとか四声の勉強は良いんですけどね。
なにせゼロスタートクラスです。
漢字の書き方からスタートなんです。


先生が黒板に「山」と書いて、
「この字はマウンテンの意味です～
書き順はこうやってこうやってこうですよ～」

おいおい勘弁してくれよと思って、
ふと横を見ると、
隣の席のナンシーが真剣な顔して
ノートに「山」って書き順練習している。笑


日本人にとって、
零起点クラスはまったくもって時間のムダです。

日本で事前にシッカリ勉強して、
最低でも初級クラスからスタートしてください。




------------------------------------------------------------
【今週のまとめ】
1) レベル数は多いに越したことはない
2) レベル数と1クラス人数は両立しにくい
3) 零起点クラスは避けるべし
------------------------------------------------------------


→ 次へ：留学生寮の基礎知識
← 前へ：国籍構成
→ 大学選びの秘訣：目次に戻る
→ 中国留学ゼミナール 目次に戻る

→ 「中国留学情報」トップページへ

留学お手続き代行

中国語が話せない、手続きの仕方がよく分からない、大学に連絡が取れないといった方のために、「中国留学情報」では留学お手続きの代行を行っております。お手続きの流れ、費用についてはこちらのページをご参照ください。お手続きのお申込み、中国の大学についてのご質問などは下記メールフォームからお気軽にご連絡ください。