中国留学情報

vol.092 お金の持込み方

3月から留学する方へ、
出発前準備講座の2回目です。
今週はお金の話です。



中国留学1年のコストは約100万円です。
このうち、日本で使うお金が20万円。
中国で使うのが80万円。
ザックリこんな感じです。

さてさて、この80万円、
どうやって中国に持込みましょうか?



お金の持込み方は主に4つあります。



●現金持込

その名の通りです。
現金をそのまま持込みます。


●海外送金

中国で銀行口座を開き、
日本の銀行から送金してもらいます。
手数料が一番高いのがこの方法です。

また、到着翌日に学費と寮費1学期分、
約15万円を一括支払いします。
中国での口座開設、日本からの送金、
数日はかかりますので、
この15万円を海外送金で処理するのは無理です。


●トラベラーズチェック

手数料が安く、安全性も高い。
その代わり、現金化できる銀行は限られます。
特に地方大学では不便です。


●インターナショナルカード

海外のATMで使えるカードです。
中国のATMで100元おろすと、
100元相当の日本円と手数料が、
日本の銀行口座から引き落とされます。

なお、中国のATMは1日におろせるお金が、
最大で5千元です。
寮費、学費分には使えません。



さて80万円、
どの方法を使えば良いのでしょうか?



ちなみに私は、全額現金持込しました。

中国の空港に着いて、
当日使う小額だけを空港で両替。

翌日、市内の銀行に行って、
学費、寮費、当座の生活費を両替。
残りはその場で口座を作って入金。
あとは必要な都度、出金して両替してました。



で、
「大金を持ち歩くのは危険では?」
という方が多いのですが…

まず第一に、中国って安全です。
治安は日本と大差ありません。

しかも空港に着いたら出迎えの人がいる。
その人に着いて大学に移動するだけ。

翌日の銀行往復が心配ってなら、
タクシーで往復すればよいわけで。

そこまで心配する必要ないですよ、
ってのが、私の本音です。



それでも不安だという方。


まず、海外送金は問題外です。
中国で口座作って、
日本からそこに送金してもらって。
時間がかかる上に送金手数料も高い。
利用価値ゼロです。


トラベラーズチェックですが、
どうかなぁ???

人民元建てのがあれば良いですけど、
普通は米ドル建てですよね。
となると、円→ドル→人民元でしょ。
両替手数料を2回取られることになります。

しかも小さな銀行では扱えない。


私がお勧めするのは、
最初の学費、寮費分は現金持込。
その後の生活費はインターナショナルカード。

確かにトラベラーズチェックより手数料は損ですが、
損といっても1%とかでしょ。
中国で使う分80万から、
寮費、学費15万を引いて65万。
その1%として1万円足らず。

インターナショナルカードは便利ですからね。
ATMに突っ込むだけでお金が出てくる。
1万円足らずだったら、
便利代として割り切っても良いのでは?



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【今週のまとめ】
1) 手数料最安は現金持込
2) 海外送金はメリットなし
3) インターナショナルカードが一番便利
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