vol.054 海外保険

まず海外保険の加入義務付けについて。
中国では大学ごとに海外保険についての対応が異なります。


●加入義務付けなし

留学生が保険に入っていようと入ってなかろうと、
自分で判断して好きにやってくれ、ということです。


●何らかの保険への加入義務あり

中国の保険でも自国の保険でもOK。
とにかくどちらかの保険に入っておいてくれ。
保険なしはダメよ、ということです。


●中国の保険への加入義務あり

読んで字の如くです。
必ず中国の保険に入らなければなりません。
自国の保険に入っていてもいなくても、
一切の逃げ道なしに中国の保険に強制加入させられます。
それがイヤという場合は、その大学には入学できません。


では、中国の保険とはどんなものなのか？


大学によって違いがありますが、
一般的には保険料は1学期300元です。
日本円で4～5千円。

どんな国でも補償内容は保険料に比例します。
4～5千円でたいそうな補償を期待する方が無理。


まず、物損や盗難には一切対応しません。
また、医療保障も最低限です。
入院を伴う大怪我や大病でない限りお金は出ません。
ちょっとした怪我とか風邪なんかは補償対象外です。

まぁ、しょうがないですよ。
保険なんて値段相応なんですからね。



ということで、
ほとんどの方が日本で保険に入ります。


では保険でいかに節約するか。


実はほとんどの保険がパック商品になっています。
その補償内容の中には、

●飛行機が飛ばなかった場合の空港周辺のホテル代

●機内預けの荷物が遅れた場合の宿泊代

みたいに、発生の可能性が極めて低いものがあります。


また、補償金額も必要以上に多い場合があります。

例えば一家の大黒柱で、
奥さんと、小さい子供が2人いる。
そりゃ、死亡保障1億円とか欲しいですよね。


けど、独身1人者。
残す家族は金魚2匹だけ。笑

1億なんていらないでしょ？
葬式代200万も出れば十分だと思うんですよ。



保険をパック商品で買うのではなく、
必要な補償項目に絞って、
補償金額も必要最低限に抑える。

そうすることで保険料を大幅に抑えることができます。



ネットで、
「バラがけ」とか「オーダーメイド」とか、
いろいろ検索してみてください。


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