中国留学情報

vol.076 海外保険はどうしよう?

中国への出発時期が近づいてきました。
これから出発までの間、
Q&Aコーナーも出発前特集として、
実務的な問題を扱っていきます。



まずは海外保険についてです。
海外保険への加入については、
中国の大学ごとに対応が異なります。


●加入義務付けなし

留学生が保険に入っていようと入ってなかろうとOK。
自分で判断して好きにしてくれ、ということです。


●保険への加入義務あり

中国の保険でも自国の保険でもOK。
とにかくどちらかの保険に入っておいてくれ。
保険なしはダメよ、ということ。


●中国の保険への加入義務あり

読んで字の如くです。
必ず中国の保険に入らなければなりません。
自国の保険に入っていてもいなくても、
一切の逃げ道なしに中国の保険に強制加入させられます。
それがイヤという場合は、その大学には入学できません。


では、中国の海外保険とはどんなものなのか?


大学によって違いがありますが、
平均的な保険料は1学期300元です。
日本円で4千円足らずですね。

どんな国でも補償内容は保険料に比例します。
4千円でたいそうな補償を期待する方が無理な話です。


まず、物損や盗難には一切対応しません。
また、医療保障も最低限です。
入院を伴う大怪我や大病でない限りお金は出ません。
ちょっとした怪我とか風邪なんかは補償対象外です。

まぁ、しょうがないですよ。
保険なんて値段相応なんですから。



ということで、
ほとんどの方が日本で保険に入ります。



では海外保険で節約する方法はないのか?


実はほとんどの保険がパック商品になっています。
「留学保険」という保険商品の中に、
いろんな補償内容があらかじめセットされているんです。


で、問題なのは、その補償内容です。
必要性の低いものがけっこうあるんです。


●飛行機が飛ばなかった場合の空港周辺のホテル代

都内や千葉、神奈川、埼玉に実家がある人。
わざわざ成田の近所のホテルに泊まりませんよね。
一旦家に帰るでしょ。ふつう。


●機内預けの荷物が遅れた場合の宿泊代

これ、可能性が極めて低いです。
私は100回近く飛行機に乗っていますが、
今まで一度もありません。


また、補償金額も必要以上に多い場合があります。

例えば一家の大黒柱で、
奥さんと、小さい子供が2人いる。
そりゃ、死亡保障1億円とか欲しいですよね。

けど、独身1人者だとして、
1億なんていらないでしょ?
葬式代が出れば十分だと思うんですよ。



保険をパック商品で買うのではなく、
必要な補償項目に絞って、
補償金額も必要最低限に抑える。

例えて言えば、
幕の内弁当を買うのではなく、
欲しいおかずだけ選んで買う。

そうすることで保険料を大幅に抑えることができます。



ネットで、
「バラがけ」とか「オーダーメイド」とかで、
検索してみてください。
いろいろ出てきますよ。


→ 次へ:中国への渡航
← 前へ:途中編入はできる?
→ 中国留学Q&A:目次に戻る
→ 中国留学ゼミナール 目次に戻る

→ 「中国留学情報」トップページへ

留学お手続き代行

中国語が話せない、手続きの仕方がよく分からない、大学に連絡が取れないといった方のために、「中国留学情報」では留学お手続きの代行を行っております。お手続きの流れ、費用についてはこちらのページをご参照ください。お手続きのお申込み、中国の大学についてのご質問などは下記メールフォームからお気軽にご連絡ください。

ご質問・お問合せ

中国留学や大学についてのご質問、留学お手続きのお申込みなど、下記メールフォームからお気軽にお問合せください。土日祝日も含め24時間いつでもご送信いただけます!

ご本名
ご職業
中国語レベル
中国語学習歴
メールアドレス
お問合せ内容

※うまく送信できない場合はメールアドレス「lianxi@liuxue998.com」からご連絡ください。

大学を選ぶ

留学手続きサポート