できます
一部の大学では留学生に留学生寮に住むことを義務付けている場合がありますが、大半の大学では学外に部屋を借りて住むことを許可しています。
契約書はすべて中国語です。中国は契約書が非常に強い効力を持ち、日本のような口約束はまったく意味をなしません。十分に注意が必要です。
また、留学生寮では一度払った寮費は払い戻されない場合が多いです。ですから、最初の2ヶ月は寮で暮らし、そのあとで外に引越すと予定する場合、2ヶ月だけの支払いが認められるか、返金が認められるかを事前に確認する必要があります。
中国に到着直後は中国語での会話ができませんから、不動産屋に行って物件を探すこともできません。また、土地勘もなくどこが便利、不便ということも分かりません。ですので、1学期目は留学生寮に入り、2学期目から外に住むことをおすすめします。
使えます
ほぼすべての大学の留学生寮の部屋でインターネットを使えます。費用は無料のところから月額100元程度のところまで様々です。
大学全体で共用のネットを使っていますので、特に午後以降は利用が集中して速度が遅くなる傾向があります。
持ち込むべきです
寮に共用のパソコンがあり、無料で使える大学もありますが、留学生が多いとなかなか使えなかったりします。パソコンがあると日本にいる家族や友人とメールでやり取りをしたり、スカイプを使って話をすることもできます。日本の新聞やニュースのサイトを見て情報収集もできますので、パソコンは持ち込んだ方が便利です。
ネット接続ができるのであれば、スマホやタブレットでももちろんかまいません。
使えます
日本と中国では電圧が異なりますが、日本で販売されているほぼすべてのパソコンはACアダプターに変圧器が内蔵されているグローバル対応になっています。ACアダプター裏の表示に「100V-240V」と書かれていたら、中国のコンセントに挿してそのまま使えます。
ただし厳密に言うと、電源コードは100V対応の場合が多いですので、コードが熱を帯びる可能性はあります。この点が心配であれば変圧器も用意したほうが確実です。
SAL便が便利です
たいていのものは中国についてから購入できますので、まずは荷物を減らしてください。それでもどうしても持ち込むものが多い場合は、郵便局のSAL便を使うと便利です。
国際小包郵便には、航空便、SAL便、船便の3種類があります。例えば5kgの荷物を東京から上海に送る場合、かかる時間と費用は次の通りです。
船便が格段に安いのですが1ヶ月もかかります。バランスを考えるとSAL便が良いのではないでしょうか。
買えます
中国では携帯電話本体と利用する権利は別々に販売されます。日本とは違うシステムです。NTTの窓口でDocomoの利用契約をし、本体はそれとは別にヤマダ電機に行ってiPhoneを買う、という感じです。
携帯本体の価格は数百元から数千元まで様々です。iPhoneももちろん売られています。電気店や大きなスーパーでも売られており、その場で携帯電話会社の加入権を一緒に買うこともできます。
携帯電話のシステムはスマホなどで使われているSIMカード方式です。各携帯電話会社のSIMカードを携帯本体に入れて使います。日本からSIMフリーのスマホを持ち込んで中国のSIMカードを入れて使うことも可能です。
通話料は留学生の場合は前払いがほとんどです。大学周辺で売っている前払いカードを買ったり、携帯電話会社に行って現金払いしたりします。100元払うと100元分使い切るまで電話ができるというシステムです。
また、スマホから携帯電話経由でインターネットに接続するモバイルインターネットも日本同様にできます。ただし、日本のような定額パケットプランはありません。使った量に応じて課金されますので注意が必要です。
心配無用です
日本のマスコミは視聴率狙いで視聴者ウケする内容だけを選んで報じるので、反日デモのようなことが中国あちこちで起こっているような印象を受けるかもしれませんが、あのような事件が起こることはめったにありません。そもそも、中国には約10万人の日本人が暮らしています。本当に危険ならば外務省が渡航禁止勧告を出します。多くの日本人はマスコミ報道を盲目的に信用し過剰反応しすぎです。
反日意識は確かに存在します。ですが、多くの中国人は反日と反個人は分けて考えます。戦前の日本軍は嫌いだ、靖国に参拝する首相も嫌いだ、だからお前も嫌いだ。こんな直結型の反応をする中国人は少数派です。
ただ、中国人は集団での突発行動に走る傾向があります。反日デモがあったらあまり深く考えずそれに参加し、その場の勢いで動く場合があります。ですから、反日デモなどが仮に起こったら、そういった場所には近寄らないべきです。
日本と同じです
中国の治安は良い意味でも悪い意味でも日本と大差ないと考えてください。日本で大学の周りを夜中に歩いていても大丈夫なのと同じように、中国でも夜中に近所をぶらついても問題はありません。日本で深夜に繁華街の裏通りを若い女性が一人でうろつくと危険なのと同じように、中国でも危なそうなところを夜に歩くとやはり危険です。中国は日本と同じように安全ですし、日本と同じように危険です。
ただそうは言っても世界でも有数の治安の良さを誇る日本と中国をまったく同列に見ることはできませんし、日本の外で日本と同じように無警戒で暮らすのはリスクが高いです。基本的には安全ですが、そこは異国ですので常に警戒心を持って過ごす必要があります。
多いです
特に込み合ったバスなど、人込みでは盗難率が高まります。この点については、日本よりはるかに危険度が高いと思ってください。
ですが、危険であることを事前に認識し、それに対する対策を打っておけばよいだけです。バスで財布をすられて、クレジットカードがなくなったなどの話をよく耳にしますが、使わないクレジットカードを危険なバスに持ち込むこと自体が軽率です。カードなどめったに使わないのですから、使う時以外は部屋に置いておくべきなのです。
また、携帯電話の盗難は非常に多いのですが、バスに乗って混んできたら右手でしっかり握っておくなどすれば、まず100%盗られません。