留学関係のサイトを見てると、「中国留学では海外保険の加入が必須です!おすすめの保険はこちら♪ → ●●保険会社」なーんてことを書いてるところがありますよね。「げげげっ!またお金払わなきゃ~」さて、本当はどうなのか?
2007年秋に中国教育部が一通の通達を出しました。教育部というのは日本の文部科学省のことです。その内容は、「留学生は必ず海外保険に入らなければならない。(おすすめは中国の平安保険会社)」というものでした。
ですから、入らないとダメなんです。と、一筋縄ではいかないのが中国です。笑
中国では、「法令の解釈」という現象があります。政府から出された法令を、個人が独自に解釈しちゃうんです。この教育部通達が出た直後、私はいろんな大学の先生に対応を聞いてみたのですが…
「急に言われても困るから様子を見る」「1年以上の学生だけで良いだろう」「海外の保険会社でも良しにしよう」「義務付ける必要ないんじゃね?」
まぁ、みなさん、てんでばらばらでした。日本では考えられないことですが、これが中国の現場の現実です。
では、実情はどうなのかと言いますと、一番多いのが、●中国または母国の保健が必要、その次が、●中国の保健が必要(母国の保険があっても中国の保険が必要)、ほぼ同数で、●個人の自由、です。
個人的には、何が起こるかわからないですから、入っておいた方が良いと思います。
ですが、10万円もするような保険は必要ないです。そういう保険って、死亡補償が5000万円もあったり、飛行機が遅れた場合のホテル代の補償がついてたり、必要以上に補償が大きかったり、使う可能性が非常に低い補償が多いですからね。
最低限の対物補償に絞って、安くオーダーメードしたほうが良いですよ。