お客様からのお問合せでけっこう多いのが、「交通の便の良い大学が良い」です。「良い」と一言で言っても、新宿に住んでる人と、山奥に住んでる人では、良いの基準が違いますので、一概には言えないのですが。
まず、大学近辺の交通事情について。なにせ中国の大学って、最低でも1万人の学生がいます。それに教職員が数千人加わりますので、大学1つで1つの町のようなものです。ですので、大学から市の中心部へは、必ずバスが頻繁に出ています。「良い」の基準は人によって違うでしょうが、極端な利便性を求めない限り、留学生活に支障をきたすことはありません。それに、午前は授業、午後は互相学習、夜は部屋で勉強という生活を送っていれば、そんなに街に出る機会もないですしね。
次に、日本との往来。これは地域によって大きな違いが出ます。上海の地下鉄2号線沿線の大学とか、地下鉄がそのまま空港まで直結ですからね。便利なこと、この上ない。それに対して、日本からの直行便がない町。上海や北京で国内線に乗り換えですから、日本との往来は一仕事です。とは言うものの、ほとんどの人にとって、日本との往来って行き帰りの2度だけでしょ。たった2回の利便性を重視して、1クラス人数など他の条件で妥協するって、ナンセンスこの上ないと思うんですよね。
大学近辺の交通は総じて便利。日本との往来は2回だけ。ということで、交通の利便性は、大学選びの条件からはずしてOKだと、私は思います。