地方大学に留学。日本からの直行便はない。北京で国内線に乗り換え。う~ん、お金かかっちゃうなぁ。あ、そうだ。北京から列車で移動しよう。わーい♪
全然わーい♪じゃありません!日本とはまったく違う中国の鉄道事情。舐めてかかると痛い目に遭います。
まず、空港から駅までどうやって行くのか?北京とか上海はまだマシです。地下鉄でつながってたり、空港から直行のリムジンバスがあったり。でも、重いスーツケースを引きずって、初めての町で右往左往。けっこう大変です。ただまぁ、なんとかならないこともない。
どうにもならないもの。それは、「キップ」
中国の鉄道って需要に供給が追いついてません。常に列車は満席状態。数日前にはキップ売り切れが普通で、当日買える確率のほうが低い。
しかも、留学に行く時期って、新学期スタート時期です。この時期、夏休みに故郷に帰っていた学生が、一気に大学のある街に戻ってきます。中国の大学って、平均で学生が1万5千人くらいいます。大学の数は中規模の町で十数校、大都市では数十校。平均で10校として、15万人の大学生が大量移動!当日いきなりキップを買えるわけがないんです。
え~、なにげに鉄オタの私。出張が多いってこともありますが、今まで150回くらい列車に乗ってきました。どれだけ痛い思いをしてきたか!中国にやってくるみなさん、おとなしく飛行機に乗りましょう。