歴史問題は? 「中国留学ゼミナール」

戻る 「中国留学情報」 Home
TOP画像

035:歴史問題は?

日中間の大きな懸案、歴史認識問題。さて、留学生活に影響してくるのか?私の経験、聞いた話などで言うと、留学中に中国人学生から持ち出される、ということはあまりないようです。特に互相学習の相手とか、やっぱり彼らも気を使いますからね。彼らから持ち出されることは少ないでしょう。むしろ、休みを使って旅行に行き、列車で同じ席だった人に話題を振られたとか。そういったケースの方が多いと思います。

そんな時どうすれば良いか?私はキッチリ語るべきだと思っています。自分の考え方を。もちろん、多少の配慮は必要ですよ。「あの戦争は侵略じゃなくて聖戦だった~」とか。さすがに無遠慮過ぎますよね。けど私で言うと、「A級戦犯の合祀は別として、日本人が靖国に参ることを外国人に干渉される筋合いはない」とか言います。別にそれで怒鳴りあいになったりしません。彼らとしては、めったに会う機会のない日本人に、せっかく会ったのだから聞いてみたい。それが本心だと思います。

逆にマズイのは、興味がないとか、分からないとか。これは良くないです。日本人にとって日中戦争は過去のものです。ですが、中国人にとっては未だ現在のものです。肉親が殺されたって人がまだたくさん生きてて、現代中国人はその人たちの子や孫ですから。その彼らに対して、一方の当事者である日本人が、関心がないし、興味もないから分からない。これはマズイ。それが真実であっても、そう言っちゃダメです。自分が逆の立場だったら腹立つでしょ?

留学中に歴史問題に直面するケースはまれです。ですが、可能性はあります。ですので、最低限の知識は仕入れて、自分なりの考え方は持っておいたほうが良いです。だって中国語を学んで、これから日中の間で生きていくんですからね。日中の間に何があったのか、知っておくべきだと思いますよ。


ページトップへ
ページトップへ

ご質問・お問合せ

400大学以上を見てきた中国留学のプロがあなたの疑問にお答えします。ちょっとした疑問もお気軽にどうぞ!

ご職業
中国語レベル
ページトップへ
©since2006「中国留学情報」