「最大の留学コスト=寮費」 住居費が一番高いという話は、今までにも何度かしてきました。これを低減させる秘策、それは、「学外に住む」。つまり、大学の外にアパートやマンションを借りる。
日本では学外のアパートよりも学内の寮の方が安いですよね。中国も基本的にはそうなんです。中国人学生が住む寮は、学外の賃貸物件より圧倒的に安い。ところが、留学生寮となると話は別です。なにせ、留学生相手は儲かりますから。はっきり言って、スーパー割高。
例えば、上海市内で考えた場合、留学生寮の1人部屋は1日80元程度。1ヶ月2,400元くらいです。これに対して、上海のローカルのアパートを借りたとしましょう。一般的な上海庶民が住むレベルです。都心部はともかくとして、2DKクラスで1ヶ月1,500~2,000元くらいで借りれます。絶対、寮より安いんです。さらに、マンションの3LDKを3人でルームシェアすれば、それなりの部屋に1人1,500元以内で住めます。
しかも、中国の賃貸物件は日本と違って、冷蔵庫やテレビ、ベッドなど、家電製品や家具は一通り付いています。自分で買わなくて良い。さらに、アパートの住民と交流を持ったり、中国の普通の生活を体験してみたり。経済面以外でのメリットも大きいんです。
注意点は2つ。まず、留学1学期目からは無理です。来ていきなり、不動産屋さんと交渉とかハードル高いでしょ。生活状況もよく分からないし。とりあえず1学期目は寮に住む。すでに外に住んでる人から情報を集めたり、不動産屋さんをのぞいてみたり。ルームシェアする仲間を探してみたり。そうやって、2学期目から外住みデビューが妥当です。
2点目。短期契約って中国でも嫌がられます。大家さんは1契約ごとに不動産屋さんに手数料を払わなければならない。当然、1回の契約で長く住んでもらったほうが良い。このあたりは交渉次第です。そのためにも、1学期目に中国語力をアップさせる必要がありますよね。
中国で普通のマンションやアパートで生活してみる。なんか面白そうでしょ。お金も節約できますし。ぜひ、チャレンジしてみてください。
【今回のまとめ】
1)留学生寮よりも学外のアパートの方が安い
2)1学期目から学外はハードルが高い
3)1学期目に情報収集、2学期目から学外居住