締切日に注意！　「中国留学ゼミナール」

007：締切日に注意！

さて、5月も中旬になりました。上海もじわじわと暑くなってきまして、Ｔシャツ姿の人も見かけるようになってきました。この時期になると、留学仲介業者のサイトに「●▲大学申込締切り迫る！」などの文字が踊りはじめます。今週は、これに踊らされてはダメ！という話です。

「中国留学情報」は毎年2回、中国の大学に申込締切り日を問合せます。これって、先生方はけっこう回答に困るんです。なぜなら、多くの大学で、明確な締切り日がない！

今年の場合、秋学期の授業開始は、8月31日か9月7日の大学が多いのですが、例えば、9月7日スタートの大学に9月8日に入学申請をしたとします。ほぼ全ての大学で、入学申請は受理されます。これ、ホントです。

中国は日本ほどキッチリカッチリとはしていません。というより、世界的に見て、日本が異常にキッチリなんです。ですから、遅れて入学なんて普通に認められます。もちろん、遅れないでスタート初日から受講する方が良いです。

では、9月7日スタートの場合、いつまでに申込めば間に合うのか？　1ヶ月前で間に合います。8月7日です。ビザ関係書類の発行、ビザ申請、その他もろもろ、1ヶ月あれば処理できます。夏休みなんて関係ないです。中国の大学にとって、留学生は儲かるお客様。担当者に携帯で連絡を取れば、夏休みでも対応してくれます。

もちろん、何が起こるかわかりません。早めに動いた方がイレギュラーにも対応しやすい。それでも、6月下旬か7月頭に申請すれば十分に間に合います。

注意が必要なのは、一部の有名大学。日本並みのキッチリ処理で、本当に締切り日通りで打ち切る場合があります。

もう一つは、留学生寮に余裕がない大学。こういった大学では、早めに申込まないと、1人部屋など条件の良い部屋が満室になります。一部の大学では、留学生寮全室が埋まることもあります。

逆に言うと、そういった一部の大学を除けば、申し込みは7月頭でも間に合うのです。

留学なんて一生に一度あるかないかのビッグイベントです。締切り日や手数料早期割引などに踊らされることなく、本当に自分に合った大学を納得いくまで時間をかけてじっくり選ぶべきなのです。

【今回のまとめ】

１）留学申請は７月頭で間に合う

２）一部の大学については注意が必要

３）留学先は、納得いくまで、じっくり検討すべし