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017:HSK補講

先週は選択科目全体について見てみました。今週は、その中でも日本人に人気の高いHSK補講を考えてみましょう。


大学選びの条件6:【HSK補講】


HSKはみなさんご存知だと思います。中国語の検定試験。TOEICの中国語バージョンみたいなものです。このHSK受験の対策として開かれるのが、HSK補講です。

韓国人はとにかくHSK命です。上海や北京には、韓国人留学生向けのHSK塾があるほど。日本人は韓国人ほどではないですが、やはりHSKが好き。それで、HSK補講が行われている大学に留学したい。そう希望される方が少なくありません。


いくつか注意点があります。まず、中規模以下の大学でHSK補講を行っているところは皆無です。先学期は韓国人留学生が多くて、HSK補講の要望が強かったので開講した。今学期はそれほどでもないので開講しない。よくあるパターンです。

そしてもう1つ。これ重要です。「☆よほどの大規模校でない限り、HSK補講は1クラスだけ」 これ、見落としがちなんですが、下手するとエライ目にあいます。

1クラスの中にレベルの違う学生が詰め込まれる。3級レベルの人もいれば、8級を目指す人もいる。そんなレベル凸凹の十数人の集合学習。効果あると思いますか?自分が6級レベルだったとしましょう。3級の人が質問してる間は退屈なだけ。8級の人向けの問題の説明はチンプンカンプン。時間効率が非常に悪いんですよ。

そもそもHSKというのは、センター試験のようなものです。聴力は別ですが、それ以外の3科目(語法、閲読、総合)は、数をこなせば8級までは取れるんです。であるならば、問題集を買い込んできてただひたすら解きまくる。で、分からないところを学校の先生に聞きまくる。これで8級までは何とかなる。ってのが私の持論です。


HSK補講を大学選びの条件にするのはOK。ですが、せめて、HSK初級コース、HSK中級よりちょっと下コース、HSK中級コース、みたいに3クラスは開講される。そういった大規模校を選ばないと、時間を無駄にすることになるので要注意です。


【今回のまとめ】

1)HSK対策をするのがHSK補講

2)1クラスだけのHSK補講は時間の無駄

3)だったら、独学の方が時間効率は良い

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