2ヶ月前に同じようなテーマを語りました。繰り返しの部分が多くなるかもしれませんがご容赦を。
大学選びの条件7:【日本語学科の有無】
会話力と聴力を鍛えるために行う「互相学習」。日本語を学ぶ中国人と互いの母語を教えあう勉強方法です。私も留学時代はやってました。
互相をするためには、まずは互相相手の確保。それも1人じゃキビシイ。相手にも都合がありますし。やっぱり3人以上は欲しいですよね。最低でも。そこで便利なのが外国語学部日本語学科がある大学です。
まず、どんな大学にあるのか?「中国の大学の半数近くにある」と考えてください。日本では外国語を学ぶのは外国語大学。総合大学で外国語学部を持つのは少数派です。ところが、中国では大半の総合大学に外国語学部があります。
そしてさらに中国では、大学名が工業大学だろうと、水産大学や林業大学だろうと、医大を除くほとんどの大学が内容的には総合大学なんです。ですから結局、ほとんどの大学に外国語学部があることになります。ためしに黒龍江省だけで考えてみても、
●佳木斯大学
●黒龍江大学
●ハルビン工業大学
★ハルビン工程大学
●ハルビン師範大学
★ハルビン商業大学
●ハルビン理工大学
●東北林業大学
★大慶師範学院
★大慶石油学院
●チチハル大学
●牡丹江師範学院
などなど。ほとんどの大学に外国語学部があります。そして、そのうちの半数以上が日本語学科を持っているのです。上に挙げた大学の中で、日本語学科がないのは、★マークの4校だけです。ですから、日本語学科のある大学に留学するのはそれほど難しいことではありません。
注意すべきは2点。
まず1点は、「日本語学科の学生と同じキャンパスか?」日本でもそうですが、市内中心部の旧キャンパスと、郊外の新キャンパスなど。複数に分かれてる大学がありますよね。中国もそうです。
で、留学生が学ぶキャンパスと、日本語学科のあるキャンパスが別。そういう大学がたまにあります。上に挙げた中で言うと、ハルビン理工、チチハル大。この2校は別キャンパスです。日常的に頻繁に互相をしたいなら、同じキャンパスにあったほうが良いですよね。
もう1点。「日本語学科の学生と、日本人留学生のバランス」。人数の問題です。あっちこっちの大学に日本語学科があるため、各大学の学生数は多くありません。普通は、1学年30~50人です。
なおかつ、中国の大学の4年生はインターンシップで大学にいないことが多い。さらに、3年生にもなると、もうペラペラなんです。自己嫌悪に陥りますよ。笑)2年生か1年後期の学生が互相には一番適してると私は思ってます。
そんなところに日本人留学生が何十人とかいたら、当然、互相相手確保が大変になりますよね。この点も注意が必要です。
【今回のまとめ】
1)中国の半分以上の大学には日本語学科がある
2)キャンパスが分かれてないかに注意
3)日本人が多いと競争率アップ