先週に続いて留学生寮の話です。留学生寮には数種類の部屋があると先週紹介しました。ほとんどの寮にあるのが1人部屋と2人部屋。どちらが良いのか?結論から言うと、絶対に1人部屋です。
そもそも2人部屋ってのはどんなものなのか?一言で言うと、「2人部屋=ホテルのダブルルーム」です。8畳くらいの部屋に机とベッドが2つずつある。これが留学生寮の2人部屋です。
この環境、勉強するのに最悪です。例えば、テキストの音読をしたい。ルームメイトが静かに勉強してると気を使いますよね。逆にこっちが集中して勉強してるのに、ルームメイトに音読を始められたらいい迷惑です。単語を覚えるときに声に出して覚えたい、とか。自分のやりたい勉強ができない。ルームメイトは音楽を聞きながら勉強するタイプ、こっちは静かに集中してやるタイプ。自分は夜型、相手は早く寝る人。
また、狭い空間でずっと2人ですから、プライバシーなんて確保できるわけがない。誰かと一緒に暮らすのって、そんな簡単なことじゃないですよね。
中には、「違う国の人がルームメイトだったので、常に会話が中国語になって会話力が伸びた♪」なんていう人がいます。それは勘違いです。
所詮は留学生同士の「なんちぇってチャイニーズ」。それで会話力が伸びたなんて錯覚です。百歩譲って会話力アップに効果があるとしても、そんなもの微々たるものです。集中して勉強できないデメリット、プライベートのなさからくるストレス。2人部屋は確実にマイナス要素のほうが大きいのです。
「けど、2人部屋の寮費は1人部屋の半額!」そういう方は、まず先に、「1人部屋の安い大学・地域」を探すべきです。また、2DKなどルームシェアタイプならば、1人ずつの個室が確保でき、寮費も安く抑えることができます。
【今回のまとめ】
1)寮は絶対に1人部屋にすべき
2)2人部屋は勉強に向いていない
3)プライバシーも確保できない
4)1人部屋の安い大学、ルームシェアタイプの寮が狙い目