前回、前々回と大規模校について考えてきました。今回、次回は小規模校について考えてみます。一言で言うと、ちょうど大規模校の逆の現象が起きます。なお、ここで言う小規模校とは、留学生総数が数十人規模の大学です。また、あくまでも一般論として考えてください。
●お客さま扱いしてくれる
100km離れてても無料で迎えに来てくれたり。初日から互相相手を紹介してくれたり。手際は悪いけど懇切丁寧だったり。いわゆる歓迎モードです。
●1クラス人数が少ない
平均で12人以下の大学が多いです。少ない大学では5人を切ってきます。ただし、あくまでも全クラスの平均です。例えば平均が10人である場合、下位クラスは15人、上位クラスは5人、平均すると10人という場合が少なからずあります。それでも大規模校に比べると圧倒的に少人数です。
●日本人が少ない
日本人が数人程度、またはゼロ人という大学も多いです。右も左も日本人だらけとう状況にはなりません。
●コストが安い
大規模校が沿海都市部に多いのに対して、多くの小規模校が内陸にあることも要因ですが、大規模校に比べると1学期で10万円以上違ってきます。
●1人部屋を確保しやすい
なにせ留学生が少ないですから、部屋が余ってます。1人部屋を確保できる大学が多数派です。
●融通が利く
学生のリクエストで授業内容を変更してもらうなど。小世帯ですのである程度の融通が利きます。
●互相相手を確保しやすい
なにせ日本人がほとんどいません。日本語学科の学生や、二外で日本語を学ぶ学生など。互相相手の確保には不自由しません。
●教師、スタッフとの距離が近い
なにせ留学生が少ないですから。教師、スタッフがほとんどの学生を覚えています。これは大規模校ではありえないことです。
【今回のまとめ】
1)小規模校は1クラス人数が少ない
2)コストも安く、1人部屋も確保しやすい