4回に渡って大規模校、小規模校のメリット、デメリットを見てきました。大学選びのポイントの再確認もできたかと思います。では、大規模校、小規模校、どちらが良いのでしょうか?
大規模校、小規模校の比較でみなさん気づかれたと思いますが、両者のメリット、デメリットは相反するものばかりです。
●1クラス人数
大規模校…多い
小規模校…少ない
●クラスのレベル分け
大規模校…多い
小規模校…少ない
●日本人の人数
大規模校…多い
小規模校…少ない
●留学生の国籍
大規模校…多い
小規模校…少ない
●コスト
大規模校…高い
小規模校…安い
●選択科目
大規模校…豊富
小規模校…皆無
●互相学習の相手
大規模校…確保しにくい
小規模校…確保しやすい
●1人部屋
大規模校…確保しにくい
小規模校…確保しやすい
●教師、スタッフとの親密度
大規模校…低い
小規模校…高い
まずすべきことは、1校でも多くの大学情報を見ることです。数は本当に少ないのですが、大規模校、小規模校双方のメリットを持った大学もあります。ですが、やっぱり少ないんですよね。そういう大学って。そうなるとやはり、「優先順位」、「妥協ライン」がポイントになってきます。
最優先条件が選択科目の充実であれば、迷うことなく大規模校を選ぶべきです。小規模校を選んだら絶対に後悔することになります。逆に1クラス人数にこだわるのであれば、どう考えても小規模校です。
留学先の大学を選ぶのって、引越しに似てるんです。すべての条件が揃った部屋ってなかなかないですよね。すべてベストを求めていたら、永遠に留学はできません。優先順位を明確にする。100%は無いことを知る。どこかで妥協する。これが大学選びで必要な姿勢です。
【今回のまとめ】
1)大規模校と小規模校は相反する環境
2)双方の良いとこ取りは不可能
3)優先順位の明確化と、どこかでの妥協が必要