11月も中旬になり、そろそろ大学選びも終盤に入ってきました。みなさんも懸命に情報収集中のことでしょう。ところで、みなさん、ネットで情報を集めるときに日付をチェックしてますか?
これは私の実体験なんですが。2006年の春学期、私は上海財経大学に転校して来ました。まぁ、私は機嫌よく勉強してたんです。ところがある日、ある日本人学生と話をしていると…。「こんなに日本人がいるとは思ってなかった。ネットで調べたら30人って書いてたのに。」。当時の財経にはその倍くらいはいました。それでも上海では少ない方でしたが。いろいろ調べてみて分かったのですが、30人というのは5年ほど前の数字だったんです。
社会人の方には当然のことだと思いますが、ビジネス文書に日付が入らないことってありえないですよね。厳しい会社だとメモ書きにでも日付を求められます。私のいた会社もそうでした。「日付のない文書は死文に等しい」就業規則にそう書かれてました。
ところが、ネットの社会ではこのルールが行き渡っていません。日付のないデータが氾濫してます。これに注意しないと、1クラス人数が思っていたよりはるかに多かった、とか、1人部屋があるはずなのになくなっていた、とか、行ってみたら日本人と韓国人だらけだった、とか。予定外の実態に来て見てビックリ!と、なっちゃうんです。
ネットで情報を集めるのは問題ない、というより、現代社会では必須です。ですが、便利である反面、利用者側にも知恵と工夫、注意が要求されます。
ブログなどは書かれた日付をチェックする。エージェントの大学情報なども日付をチェック。日付がない場合はエージェントや大学に問合せてみる。自己防衛しないと痛い目に遭います。私の学友がそうなったように。
【今回のまとめ】
1)古いデータはあてにならない
2)データの日付を見る癖をつける
3)ネット社会では自分の身は自分で守る