大学の特長で選ぶ 「中国留学ゼミナール」

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035:大学の特長で選ぶ

大学選びの条件、今までいろいろと述べてきました。1クラスの平均人数、レベル分けの多さ、日本語学科があるか、1人部屋を確保できるか、などなど。では、大学自体の魅力では選べないのか?大学の特長について考えてみましょう。

まず、最初に言っておきたいのは、残念ながら特長で選べる大学は非常に少ないということです。特長がない、というわけではないんです。語学留学生に価値のある特長がなかなかない。


いくつかの大学の日本語のホームページを見てください。エージェントなどの大学紹介でもけっこうです。

●100年以上の歴史を持つ名門校

●中国トップレベルのエリート校

だから何?笑

大学として100年の歴史があることと、語学習得に何の関係があるのか?ないんですよ。外国人相手の語学教育を100年やってきたわけじゃないから。

エリート校だから何?中国人学生が優秀なだけでしょ。それが中国語学習になんの役に立つのか?だったら、日本語勉強したい外国人は、みんな東大行ったらいいじゃないですか。


●庭園のような美しい大学

行きましたよ、私も。まぁ、キレイはキレイですけどね。所詮は大学です。兼六園には負けます。笑)それ以前に、大学のキレイさと、中国語習得の関連性が分からない。


●211工程の対象となった重点大学

211工程とは、中国教育部が定めた政策で、21世紀までに100大学に重点投資するというものです。この投資は中国人学生の教育に対するものです。211工程の対象だからって、外国人の語学教育が強化されてるわけではありません。


他にもいろんなことが書いてるんですが、我々外国人が留学して、語学留学に本当に役に立つ。そんな特長ってほとんど書かれてません。つまり、無い。これ、みなさんもぜひ冷静に考えてください。

では、外国人留学生に役に立つ、本当の「価値ある特長」とは何なのか?例を挙げてみましょう。


●発音矯正の授業がある

間違った発音を集中して直してくれる。これは価値ありますよね。


●毎日マンツーマンレッスンがある

互相学習って、意外と毎日やる人は少ないです。週に1・2日って人がほとんどです。毎日マンツーマンがあると、強制的ですから良いです。


●ホームステイができる

欧米留学ではホームステイが一般的ですが、中国ではまだまだ普及していません。


●ビジネス中国語のコースがある

これも中国全土で数校だけです。


●留学生が1人もいない

いやいや、冗談で言ってるんじゃないですよ。自動的に全授業がマンツーマンになります。常に家庭教師状態です。これは効果抜群です。ちなみに、「中国留学情報」は毎学期この大学を探してます。希望者が毎学期数人いらっしゃるものでして。ようやく探しても1人しか紹介できないので、商売的にはまったく無意味なんですが。笑


こういった特長は、確実に留学生のメリットになります。歴史が長いとか、エリート校だとか、そんな価値のない特長とは意味が違います。

ただ、こういった大学は本当に少ない。片手で余るほどしかありません。だからこそ、「中国留学情報」は中国全土を回ってるのですが。ぜひぜひ、こういった大学にも目を向けてみてください。


【今回のまとめ】

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