大学の選び方、人それぞれなんですが。先に地域を選び、それから大学を絞る。これも一つのやり方です。その上で注意点があります。
まず、標準語について。以前紹介しましたので、詳しくは語りませんが、「標準語=北京語」これは大間違いです。本当の標準語狙いならば、黒龍江省、吉林省の都市部です。
「歴史が好きだから西安」これはOKだと思います。西安は住んでるだけで歴史を感じられます。兵馬俑とかにも近いですし。ですが、「古代史が好きなので河南省」これ、微妙です。殷墟など河南省は古代史の宝庫です。とは言っても、大学の横に遺跡があるわけではない。笑)休日などを使って遠征する必要があります。河南省に留学すれば、自動的に古代史が付いてくるわけではありません。
そして最大の問題点。イメージと現実の違い。どういうことか?
「少数民族に興味があるので雲南省!」そうですよね。確かに少数民族といえば雲南省です。ですが、雲南省って一口に言いますが、めっちゃ広いってご存知ですか?日本より広いんです。笑
だから、少数民族の写真を見て、その写真に雲南省って書いてた。おぉ~、雲南省に行けばあんな人がいるんだ!なぁんて思うとえらい目に遭います。雲南省で留学するとするとなると、よほどのルートがない限り省都の昆明です。私も何度も行ってますが、市内で民族衣装を着た人なんて一度も見たことがないです。
「モンゴルの大草原に萌え~、内蒙古自治区!」いやね、気持ちは分かりますよ。けど考えてみてください。草原に大学はないですよ~
●海が好きなので海南省
●ベトナム人と仲良くなりたいので広西自治区
●山水画の世界に魅せられて桂林
これはOKです。でも、草原に留学は無理がある。笑
地域で大学を選ぶ場合は、十分な情報収集が必須です。
【今回のまとめ】
1)地域で留学先を選ぶのもアリ
2)大学があるのはそれなりの都市
3)イメージ通りか情報収集が重要