総まとめ篇3 「中国留学ゼミナール」

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042:総まとめ篇3

総まとめ篇の第1回目では、「大学を選ぶ自分の基準を明確にする」ことが何より大切だということを説明しました。第2回目では、「標準語がキレイなことは重点が低い」と説明しました。今回は、もう一つの間違った基準についてです。


お客様からのお問合せで多いのが、「授業の良い大学」、「先生が良い大学」を紹介して欲しいというものです。これ、はっきり言って無理なんです。

まず、「良い」の基準が人によって違います。授業中に雑談が多い先生を、楽しくて良い、口語の勉強になると評価する人もいれば、時間のムダと嫌がる人もいます。

そして決定的なのが、「どんな大学でも教師の当たりはずれがある」という、どうしようもない現実です。どんな大学に行っても、この道20年のベテランもいれば、大学を出たばかりの新米教師もいます。海外10カ国で教えた経験のある教師もいれば、大学院生のアルバイトもいます。ですから、どの先生も良い、つまり、どの授業も良い、そんな大学はないんです。みなさんの中学、高校時代も、同じ科目でも教師の当たりはずれってあったでしょ?中国の大学だって同じです。

さらに、教師ってたくさんいるわけです。先輩から「●●大学の王先生がムッチャ良かった!」と、聞いて●●大学に留学した。けどですね、●●大学には張先生も李先生もいるんですよ。笑)教師が2人以下なんて大学は皆無ですから、王先生に当たる確率は、50%ないんです。教師が10人いる大学ならば、確率10%です。そんな低い勝負で大学選ぶのって、リスク高すぎるでしょ?


授業が良い大学、先生が良い大学。そういう大学に行きたいという気持ちはよく分かります。ですが、現実問題としては不可能なんです。その基準で大学を選ぶのは。


【今回のまとめ】

1)授業の良し悪しは人によって基準が違う

2)どんな大学でも教師の当たりはずれがある

3)授業、教師の良し悪しで大学を選ぶのは不可能

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