前回は転校のメリットについてお話しました。●コストダウンが図れる、●中国のいろんな顔が見れる、●留学の可能性が大きく広がる、では、デメリットはないのか? 今回は、費用面でのデメリットをお話します。転校によるコストアップ要因は3つあります。
●授業料。
1学期の学費が6,500元。でも、1年分をまとめて一括納入すれば12,000元。1,000元割引。一部ですがこういう大学もあります。転校する前提で1学期分を払った。けど、思った以上に良い大学で、もう1学期延長することにした。また6,500元支払いですから、1,000元損することになります。ただ、こういうケースはごくまれです。
●ビザ費用
これは100%確実にアップします。最初から1つの大学に1年留学で申請すれば、Xビザを1回取得するだけです。ところが、転校前提で半年留学で申請すると、まずは180日期限のFビザを取得。そして、転校先で再度、180日Fビザを取得です。地域によって差がありますが、平均で500元、日本円で7,000円ほどのコストアップと考えてください。これは絶対に発生します。
●引越し費用
移動する距離と荷物の量によりますので、一概にいくらとは言えません。ただ、これも防衛手段がないわけではない。極力荷物を減らしてできるだけ自分で持って移動する。どうしても持てない分だけ、郵便局の一番安い便で送る。私はそうしました。
ということで、転校では下がるコストと上がるコスト双方があります。ビザ費用以外は自分である程度の制御が可能です。ザックリですが、2~3万円のコストアップと考えてください。
大事なのは、その金額に見合う価値が転校にあるのか、そして、どうすれば転校を有効に活かせるか、です。
【今回のまとめ】
1)転校のコストアップは2~3万円
2)自分自身が転校を有効活用できるかがポイント