エージェントの利用価値1 「中国留学ゼミナール」

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031:エージェントの利用価値1

留学についての各種情報を提供し、留学手続きを代行する。これが留学エージェントです。かくいう私自身も留学エージェントです。今回は留学エージェントの目から見た、留学エージェントの利用価値について考えてみます。


エージェントの役割は大きく分けて4つあります。

1.留学情報の提供

2.留学手続きの代行

3.国内で提供するサービス

4.留学先で提供するサービス

この「中国留学節約術」は、いかにコストを落とすかが主眼です。その観点から見て、上記の3.4.は不要だと私は思っています。その理由については、次回以降で詳しく説明します。


まず、留学情報の提供についてです。これは個人で集めるのは無理です。というより、個人でどれだけ頑張って集めたところで、所詮は素人がネット上でバタバタと集めるだけです。どれだけ頑張っても、我々プロには勝てません。ですから、情報収集についてはエージェントを利用すべきです。

ただ、エージェントの情報が常に正しいとは限りません。間違った情報や古い情報の場合もあります。弊社の場合も大学によっては3年以上前の情報になってます。

ですから、同じ大学について複数のエージェントから情報を集める。情報の根拠や、その情報を集めた時期を確認するなど、情報の受け手、つまり利用者の工夫、努力も必要です。また、複数のエージェントから情報を集めることで、各エージェントの情報力が分かりますし、回答の速さや内容から、各エージェントの企業姿勢等もうかがい知れます。

「利用」ということで、「情報はエージェントからタダで集めて、手続きはちゃっかり自分でやろう」という方が少なからずいらっしゃいます。それ自体はなんら問題はありません。利用できるものは利用して、上手に節約すれば良いのです。

ただ、その場合でも最低限のマナーというものがあります。メール等で聞くだけ聞いておいて、返事もせずにほったらかし。そういった方を我々カウンセラーはまともに扱いません。カウンセラーだって人の子ですからね。やはり最低限の礼儀・マナーはわきまえるべきです。ちなみに「中国留学情報」は、そういった方から手続き代行のお申し込みがあっても、すべてお断りしています。礼儀をわきまえない方の海外進出のお手伝いはしません。


次に、留学手続きの代行についてです。結論から言うと、社会人は利用すべきです。大学生はケースバイケースです。

留学手続きというのは単純に言うと、

 1.入学申請

 2.部屋の確保

 3.空港出迎えの手配

です。特に難しいことをやっているわけではありません。自分でやってできないことではないのです。ただ、いくつかの問題があります。


1.言葉が通じない

都市部の大手大学は別として、日本語が分かるスタッフがいる大学は少数派です。ある程度の中国語または英語ができないと、大学とのコミュニケーションが取れません。


2.返事がこない

これは中国人が悪いという意味ではなく、日本人とは顧客対応の感覚がまったく違うということです。例えば、メールで問合せをしても返事が来るのは半分程度です。なぜか?まず、面倒だからです。笑)冗談じゃなくて本当です。面倒だから回答しないという大学スタッフは五万といます。

もう一つは、送ったメールが迷惑ホルダーに紛れ込む。日本人で営業職をしている方は、最低でも1日1度は迷惑ホルダーをチェックすると思います。そんなことをする中国人に私は会ったことがありません。問合せのメールが迷惑ホルダーに入り、いつまでたっても返事がこない。これは中国の大学での日常風景です。


3.対応が遅い

これもお国柄の違いなのですが、メールで問合せて1週間たっても返事がこないのは普通です。特に中年以上のスタッフになると、毎日メールをチェックするという習慣がついていない人も多いです。海外に数週間出張していて、その間、一度もメールチェックをしないというのは当たり前です。とにかくすべてにおいて日本とはスピード感が違います。世界標準で考えると日本が速すぎるだけなんですけどね。ビザ関係書類の手配なども同様です。


4.報告の習慣が無い

申請書を出しても、それを受理したという返事はありません。いつまでたっても何ら音沙汰が無い。待てど暮らせどビザ関係の書類が送られてこない。日本人は不安になります。ですが、中国人に言わせれば、「申請書は受け付けた。不備がないから連絡はしない。」、「ビザ関係書類は間に合うように送る。間に合わないなら連絡する。」、「順調に進んでいて問題はないのに、何を連絡しろというのだ?」ということなんです。これはこれで筋は通っています。ただ、日本人としてはまったく受入れられませんよね。


留学手続きは個人でできます。ただ、手間ひまが異常にかかり、文化、習慣の違いから非常にストレスがたまります。ですから、仕事で多忙な社会人はエージェントを利用した方が良い。お金で手間と時間を買ったほうが良いです。

逆に大学生は時間はありますがお金が無い。ある程度の中国語、英語力があるならば、自分でやってみても良いと思います。とりあえずやってみて、やっぱりどうにもならなかったら、ギブアップしてエージェントに投げれば良いわけです。

また大学生でも、言葉が分からない、自分でやるのは不安、手続きに時間をかけるくらいなら、バイトして稼いだ方が良いなど、そういった方はエージェントを利用するのも良いと思います。ただしその場合でも、複数のエージェントに同じ質問をメールでして、回答内容を比べてみるなど、エージェントの選別は必要です。


【今回のまとめ】

1)情報収集はエージェントを利用すべき

2)社会人は手続き代行を利用した方が良い

3)大学生はケースバイケース

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