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福建省は中国南東部の沿岸にあります。北は浙江省、西は江西省、南は広東省と接しており、海を挟んで東は台湾です。人口は3,689万人、面積は121,300平方キロメートルで、中国の平均よりやや小さめの省です。
省域の大半が山地で平地は多くありません。耕地が少なく貧しい地域であったため、古来から海外への移住者が多く、現在の東南アジアの華僑の大半は福建省出身者の子孫です。
改革開放政策で南部の厦門(アモイ)市が経済特区に指定され、台湾資本が多数進出したことを契機に経済発展が進み、現在では福建省の経済規模は中国の上位となっています。
日本で圧倒的に知名度が高いのは厦門市ですが、省都は北部の福州市です。西部には世界遺産の武夷山があり、烏龍茶の産地として有名です。
留学できる大学の多くは福州と厦門にありますが、人数では厦門が圧倒的で、特にインドネシアやタイなど東南アジア諸国からの留学生が多いです。日本からの留学生はあまり多くありません。