現地調査日:2009年12月02日
※09年秋学期実績
以下、09年12月03日掲載
●武漢から飛行機で1時間の湖北省西部に位置し、重慶市に隣接する恩施土家族苗族自治州の中心都市である恩施市にある大学。前身は師範系専門学校であり、10年ほど前に同じく恩施市にある医科大学と統合し現在に至る。
●ここ数年は一貫して留学生が在籍していない。したがって留学すればかなりの確率で学内で唯一の留学生となり、毎日がマンツーマンレッスンになる。また、学内に日本人4人、アメリカ人6人の外国語等の教師がいるほかは市内に外国人はいないとのこと。中国語漬けの日々が過ごせるだろう。
●同じキャンパス内に外国語学部日本語学科で学ぶ学生が数百人いるので、互相学習相手の確保にも困らない。
●また、学費、寮費を含めたコストが非常に安い。1人部屋で1学期約40万円というのは中国全土でも有数の安さ。さらに1人部屋はリビング、寝室にキッチンがついたタイプで、本来は外国人教師向けのものである。この住環境でこの安さはまずありえない。
●その反面、地元住民の訛りはかなりきつい。中国語の教師は標準的な普通話を使うだろうが、街中では若者でもかなり訛った普通話でやり取りしている。また、日本からの往来もかなり不便。もちろん、行きと帰り2度だけのことではあるが。
●民族自治州であり、もちろん多くの少数民族が住んでいるのだが、恩施中心部はかなり漢化が進んでいるため、民族衣装を着て歩いている人などはいない。民族色豊かであることを期待して行っても、それが市内で満たされることはない。
●しかし、中心部からバスで1時間ほど郊外に行くと、民族色豊かな状態になるとのこと。また、同じ恩施自治州の土族でも住む町が変わると風俗も変わるとのこと。学校の休みなどを使ってそういった面を楽しむことも可能だろう。ちなみに留学生部門の責任者自身も土家族である。
●標準的な普通話が話されていて、ごくごく普通の留学生活を送りたいという留学希望者にはまったくおすすめしない。逆に、毎日マンツーマンで勉強したい、とにかくコストを下げたい、少数民族に強い興味があるなど、明確な目的意識があるのならば、僻地であること、訛りがあることなどを了解した上で、留学先として検討してみても良いのではないか。
※湖北民族学院のカリキュラム、費用見積り、写真などはPCサイトをご覧ください。
400大学以上を見てきた中国留学のプロがあなたの疑問にお答えします。ちょっとした疑問もお気軽にどうぞ!
以下、09年12月03日掲載
●武漢から飛行機で1時間の湖北省西部に位置し、重慶市に隣接する恩施土家族苗族自治州の中心都市である恩施市にある大学。前身は師範系専門学校であり、10年ほど前に同じく恩施市にある医科大学と統合し現在に至る。
●ここ数年は一貫して留学生が在籍していない。したがって留学すればかなりの確率で学内で唯一の留学生となり、毎日がマンツーマンレッスンになる。また、学内に日本人4人、アメリカ人6人の外国語等の教師がいるほかは市内に外国人はいないとのこと。中国語漬けの日々が過ごせるだろう。
●同じキャンパス内に外国語学部日本語学科で学ぶ学生が数百人いるので、互相学習相手の確保にも困らない。
●また、学費、寮費を含めたコストが非常に安い。1人部屋で1学期約40万円というのは中国全土でも有数の安さ。さらに1人部屋はリビング、寝室にキッチンがついたタイプで、本来は外国人教師向けのものである。この住環境でこの安さはまずありえない。
●その反面、地元住民の訛りはかなりきつい。中国語の教師は標準的な普通話を使うだろうが、街中では若者でもかなり訛った普通話でやり取りしている。また、日本からの往来もかなり不便。もちろん、行きと帰り2度だけのことではあるが。
●民族自治州であり、もちろん多くの少数民族が住んでいるのだが、恩施中心部はかなり漢化が進んでいるため、民族衣装を着て歩いている人などはいない。民族色豊かであることを期待して行っても、それが市内で満たされることはない。
●しかし、中心部からバスで1時間ほど郊外に行くと、民族色豊かな状態になるとのこと。また、同じ恩施自治州の土族でも住む町が変わると風俗も変わるとのこと。学校の休みなどを使ってそういった面を楽しむことも可能だろう。ちなみに留学生部門の責任者自身も土家族である。
●標準的な普通話が話されていて、ごくごく普通の留学生活を送りたいという留学希望者にはまったくおすすめしない。逆に、毎日マンツーマンで勉強したい、とにかくコストを下げたい、少数民族に強い興味があるなど、明確な目的意識があるのならば、僻地であること、訛りがあることなどを了解した上で、留学先として検討してみても良いのではないか。
※湖北民族学院のカリキュラム、費用見積り、写真などはPCサイトをご覧ください。