現地調査日:2011年05月09日
※11年春学期実績
#1 月一定度数まで無料 #2 LKで共用
以下、11年05月23日掲載
●成都市郊外にある理工系大学。かつては中国石油部(部は省に相当)直属の大学で、石油の探査、採掘など上流工程を専門としていた。現在では文系学部も持つ総合大学である。
●留学生受入れの政府資格は1996年に取得していたが、大学創設以来、現在に至るまで留学生を受入れたことはなかった。かつて同校は四川省南充市にキャンパスがあったが、2001年から成都市郊外に新キャンパスを持つようになった。以来、本科生は両キャンパスに分かれていたが、2011年から成都キャンパスに統一されることになり、これに合わせて留学生受入れを開始することとした。
●大学は成都市郊外の新都に所在する。郊外にあるため環境は良い。成都市中心部からはバスを乗り継いで1時間半ほどかかる。日常的に気軽に行き来できる距離ではなく、週末などたまに遊びに行くといった感覚だろう。
●周囲は特に何もないが、大学の斜め向かいに近く大型スーパーが開店する予定。それ以外にもバスで10分ほどの距離に大きなスーパーがあるため、日常生活で困ることはない。
●寮は外国人独身教師向けの宿舎を転用している。日本でいう1LK相当の部屋で、1人で使っても月額1,200元と非常に安い。
●日本語学科はないが第2外国語で日本語を学ぶ学生がいる。日本語学科の教員に話を聞いたが、第2外国語で学んでいる学生以外にも日本語を勉強したがっている学生は多々いるとのこと。
●留学生受入れの経験もなく、留学生向け中国語教育のノウハウも経験の積み重ねもない。ゆえに、授業面で過度の期待をすることはできない。平均レベルの授業が行われれば御の字だろう。それ以下になる可能性のほうが高いと思っておいたほうが良い。
●そもそも受入れ初年度の大学は、そういった教学面を期待して行くものではない。受入れ初年度はスタッフは必ず力を入れてくるし、前例がないがゆえに臨機応変な対応をしてくれる。
●ゆえに、自らスタッフ側にリクエストを出せるような積極性を持つ留学希望者には十分活用する価値がある。
●また、開学以来初の留学生となるため、必ず中国人学生の興味の的となる。彼らは日本人のように興味を隠すことはしないので、自らが拒否しない限り、間違いなく中国人学生との交流の輪が極端に広がっていく。復旦や北京語言といった日本人だけで数百人いるような大学ではこういった環境は100%期待できない。
●繰り返しになるが、日々まじめに授業に出て規定のカリキュラムをこなすというタイプの人には、こういった大学はまったくおすすめしない。そうではなく、自ら授業内容の希望を出したり、中国人学生との交流をどんどん広げて行ったり、そういった主体性を持てる人にこそ、こういった大学を大いに活用してもらいたい。
※西南石油大学のカリキュラム、費用見積り、写真などはPCサイトをご覧ください。
400大学以上を見てきた中国留学のプロがあなたの疑問にお答えします。ちょっとした疑問もお気軽にどうぞ!
以下、11年05月23日掲載
●成都市郊外にある理工系大学。かつては中国石油部(部は省に相当)直属の大学で、石油の探査、採掘など上流工程を専門としていた。現在では文系学部も持つ総合大学である。
●留学生受入れの政府資格は1996年に取得していたが、大学創設以来、現在に至るまで留学生を受入れたことはなかった。かつて同校は四川省南充市にキャンパスがあったが、2001年から成都市郊外に新キャンパスを持つようになった。以来、本科生は両キャンパスに分かれていたが、2011年から成都キャンパスに統一されることになり、これに合わせて留学生受入れを開始することとした。
●大学は成都市郊外の新都に所在する。郊外にあるため環境は良い。成都市中心部からはバスを乗り継いで1時間半ほどかかる。日常的に気軽に行き来できる距離ではなく、週末などたまに遊びに行くといった感覚だろう。
●周囲は特に何もないが、大学の斜め向かいに近く大型スーパーが開店する予定。それ以外にもバスで10分ほどの距離に大きなスーパーがあるため、日常生活で困ることはない。
●寮は外国人独身教師向けの宿舎を転用している。日本でいう1LK相当の部屋で、1人で使っても月額1,200元と非常に安い。
●日本語学科はないが第2外国語で日本語を学ぶ学生がいる。日本語学科の教員に話を聞いたが、第2外国語で学んでいる学生以外にも日本語を勉強したがっている学生は多々いるとのこと。
●留学生受入れの経験もなく、留学生向け中国語教育のノウハウも経験の積み重ねもない。ゆえに、授業面で過度の期待をすることはできない。平均レベルの授業が行われれば御の字だろう。それ以下になる可能性のほうが高いと思っておいたほうが良い。
●そもそも受入れ初年度の大学は、そういった教学面を期待して行くものではない。受入れ初年度はスタッフは必ず力を入れてくるし、前例がないがゆえに臨機応変な対応をしてくれる。
●ゆえに、自らスタッフ側にリクエストを出せるような積極性を持つ留学希望者には十分活用する価値がある。
●また、開学以来初の留学生となるため、必ず中国人学生の興味の的となる。彼らは日本人のように興味を隠すことはしないので、自らが拒否しない限り、間違いなく中国人学生との交流の輪が極端に広がっていく。復旦や北京語言といった日本人だけで数百人いるような大学ではこういった環境は100%期待できない。
●繰り返しになるが、日々まじめに授業に出て規定のカリキュラムをこなすというタイプの人には、こういった大学はまったくおすすめしない。そうではなく、自ら授業内容の希望を出したり、中国人学生との交流をどんどん広げて行ったり、そういった主体性を持てる人にこそ、こういった大学を大いに活用してもらいたい。
※西南石油大学のカリキュラム、費用見積り、写真などはPCサイトをご覧ください。